特定非営利活動法人 浜松結婚フォーラム 市民支援センター
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親御さんからよくお伺いするのですが、うちの息子、娘はほんとにいい子なのになかなかいい相手に巡り合わない。
なかなか結婚する気にならない・・・・・。
自分たちが当たり前にしてきたことがなぜ自分の子供たちは出来ないのだろうか。

実は現代社会において結婚が「当たり前では」なくなってきているのです。

自分の選択の上で結婚したいと思う人は結婚のための努力をする。これが「婚活」の本来の意味です。
決して「合コン」に参加したり、「結婚相談所」にエントリーすることではありません。
あくまでも参加したりエントリーするということは手段であって、目的ではないのです。
自分自身の結婚に関してまたこの先の人生に関してぜひビジョンをもって取り組んでいただけたらと思います。

昭和世代の親御さんの結婚に至ったプロセスとしてご紹介をすると「職場結婚」
「学生時代からの知り合い」「友達の紹介」「お見合い」大体こんなところでしょうか。
みなさん身近なご縁の中で結婚されています。

親世代の若いころは、真面目に働いている人には誰かが縁談話を持ってきてくれたものです。
また職場では自然と二人が結び付くように周りが気を使ったものです。
今はなかなか社員旅行とか、会社あげての忘年会などはなくなりましたが、昔はそういう催しが結構あったのですね。
そういう席で若い二人が隣に並ぶようにセットされていたり、話が盛り上がるように周りが気を遣ったり。
会社での出会いは一見恋愛のように見えて会社が世話してくれる巧妙に仕組まれた
「集団見合い」のようなものだったのですね。
本当に古き良き時代の日本社会です。

つまり親御さんの世代には「設定された出会い」があったのです。地域が、会社が、結婚のお世話をしてくれたのです。

またかつては出会いに加えて結婚への背中を押してくれるいくつかの要因がありました。

まず「付き合ったら、必ず結婚するものという」周囲からのプレッシャーです。
特に社内恋愛は秘密裏に深く潜行していてもいつかどこからかばれてしまうものです。
そこで結婚しないと周りが大騒ぎです。
(半分周りが楽しんでいる部分もあるのでしょうが・・・・。)
昔はこのように恋愛=結婚が直結していました。
しかし現代は社内恋愛=結婚という方程式はなかなか成立しなくなっています。

また年齢も背中を押す大きな要因でした。
大台になる前に決めなくちゃ。あんたいい加減に決めて頂戴・・・・・・。

今は隣近所にだれが住んでいるのかもよく知らない。何をしているのかもわからない、そんな時代です。
人のことをいちいち詮索したり、おせっかいなどしません。周りも人のことを気にしません。
だからのんびり構えてしまって「まだいいや」なんてことになっているのでしょう。

今や年齢に押された結婚もほとんどなくなりました。
「何歳だから結婚する」というよりも「理想の相手に出会ったら結婚する」という意識が強いのです。
現にいま、40代50代の方が婚活の第一線にいますし60代の方の第二の人生に向けての出会いの場への
アクションも盛んです。

かつて当たり前に結婚できたのは、狭い社会や会社という「釣り堀」の中で糸を垂らしているようなものだったのです。
「釣り堀」がなくなってしまえば、広い広い大海に出て釣りをしなくてはいけません。
広大な海の中でご自分にピッタリな相手を探す・・・・・。
これは大変に難しく。実はこれが現代の婚活事情なのです。

結婚に向けてかつてのようなベルトコンベアー式のシステムはありません。
本当に幸せな結婚を勝ち取るためにご自分自身で釣りの技を磨き、魚群探知機を携え大海にのぞむ・・・。
極論ではありますが、これが現代の婚活事情なのですね。

さて、現代社会において男女の結婚を妨げているもの。
いろいろ要因がありますが、そのうちの一つとして経済的な問題があります。

独身男女の年収を調査したところ、年収400万未満の人が80%でした。
こういう経済状況の中で妥当な数字だと思います。
しかし女性は実は結婚相手に「年収600万以上」を望んでいるというアンケート結果があるのです。

実際は希望数字が独り歩きしてしまっていると思います。しかしながら将来の人生設計を
描く中でこれぐらいは必要かなというきもちはわかります。女性の方が現実的ですからね。

男性の年収が400万円でも女性が200万ほど稼げば、年収は600万円になります。
しかしながら実際は働きながらの子育てという大きな問題にぶつかります。
出産=退職が70%という日本では女性が働き続けるのは容易ではありません。

現在リーマンショック以来の不況の中でなかなか残業等もなく年収に置き換えても厳しい状況が続いています。
そうした中で現代の男性たちは「結婚して妻子を養っていく自信がない」と結婚そのものに
ためらいを感じ、できるだけ先のばしにしようとします。
また8〜9割の男性が「結婚後も妻には働いてほしい」といいます。
女性の方は一刻も早く「安定した結婚をしたい」と望むのですが、それをかなえてくれる男性はごく一握りなのです。
現実として現在の婚活市場は少数の安定した企業に勤める男性を巡って多くの女性が争うシビアな市場です。
とはいっても大都市圏と地方であるこの静岡県ではまた状況は違いますね。
今はかつてのような3高という言葉ははやりません。
現在は「安定」「信頼できる(浮気はしない)」「一緒にいて楽な人」を女性は求めます。

バブルの時代女性の社会進出が盛んでした。そうした時代の中では結婚よりも
仕事を優先する女性も多かったのかもしれません。
しかしその後の厳しい不況と就職氷河期で女性の勤労意欲もかなり衰退してしまっているようにも思います。

確かに年収400万よりも600万が将来的には人生のビジョンも描きやすいでしょう。
ただし女性にお伝えしたいのは2人で頑張れば何とかなるのです。
100万円だけでもいいから働くための努力をいたしましょう。
「子育てと仕事の両立は苦しい」という先入観でみなさんガチガチです。

「子育ての間、養ってくれるだけの安定収入があって引っ張ってくれる人」という男性と出会う確率は、
本当に少ないのです。
現在の「婚活をしても結婚できない」という状況の理由の一つとして
養ってほしい女性の数と養う気のある男性の数がイコールではないということなのです。
男は女性を養うものという昭和結婚から脱却しないと、女性は結婚できないまま年を重ねることになってしまいます。
多くの女性は婚活に関して真面目です。一生懸命セミナー、自分磨きに努力されています。
しかしこのため相手に対してのハードルもどんどん高くなってしまい、お相手の範囲も狭くなってしまっている
現実もご理解ください。もちろん否定するものではないのですが現実としてご理解いただきたいのです。

親世代の考え方として「結婚は一緒に苦労するもの」と説教しがちです。
しかしそれは日本経済全体が右肩上がりで誰もが同じような幸せを手に入れられる
希望があった時代だからこそできたことです。
仮にお母さま方のご主人が最初から「君も働いてくれないと生活できないよ」と言われたら
あなたはご主人に魅力を感じたでしょうか?
一家の大黒柱だからこそいろいろ我慢しながらもついてきたのではないでしょうか?

現代の多くの女性たちはこのようなお母さんたちの姿を見て「男が養ってくれない結婚は価値がない」と
思っているのかもしれません。
現在の経済状況の中ではなかなか男性が「すべて俺に任せろ」というわけにはいきません。
実際にそれに代わる結婚の魅力ですが多くの女性はまだそれを見いだせていません。
「かい性のない男性に頼らず自分ひとりで生きていきたい」だから資格を取ってバリバリやりたいという女性もいます。
今若い世代ほど選別が厳しくなっているようですね。

又年収は妥協できても「引っ張ってくれる男性」という条件結婚を妨げているともいえます。
いまの若い男性たちと話す機会があります。
すべてとは言いませんが女の子と付合うのはめんどくさいし、お金もかかるからいいよ。
家でゲームやってた方がいいよ。などととんでもないことを言います。

いまの若い男性たちには女の子と遊ぶ以外に楽しいことがたくさんあります。
女性のようにインテリアに凝ったり、趣味に走ったり。
またAKBやアニメのキャラクターであったり
都合の良い疑似恋愛の相手となら傷つくこともない。
薄ガラスのような神経の男子にとって、現実の恋愛はハードルが高いのです。

現在の恋愛事情を一言で語ると、多くの草食男子とアプローチをしてもらうまで待つという待ち受け女子では
(実に70%以上の女性は声をかけてもらうのを待っています)恋愛の起こりようがありません。

新成人調査では10人に7人は恋人がいません。
日本の独身者の特徴は「恋愛していない」ことなのです。
しかしお見合い文化が廃れた今、恋愛しないで結婚できる確率は限りなく0%です。
「恋愛低体温」の男女が増えることこそ結婚が一番少なくなる原因なのかもしれません。

さて親御さんに相談です。現代社会は誰もが当たり前に、同じ年代で結婚し、
同じライフスタイルで生活し、同じ数の子供を持ち・・・・・。
という昭和結婚の時代は終わりました。
ですから親御さんは「なぜ当たり前に結婚できないの?」とお子さんを攻めてはいけません。
もう親御さん世代の「あたりまえ」は当たり前ではないのです。
そこで未婚の娘さん息子さんを抱える親御様に次のような意識改革の提案をしています。

・この結婚難時代、子供が独身であることを「恥ずかしい」とは思わない恥ずかしいと思うほど、
だれにも相談できずに良い縁を逃がします。
・特に娘さんの場合親世代の結婚観を押し付けないこと

たとえばむすめさんが彼氏を家に連れてきても、「知らない会社に勤めている」「年収が低い」「学歴が…。」
などと邪魔をする親御さんがいます。
中には「お父さんと年があまり変わらないじゃないの」と年の差婚を反対することも。
今の時代結婚したいという男性に巡り合えるだけでも本当に幸せなことなのです。

息子さんが年上の、しかも子連れの女性を自宅に連れてきても決して否定しないでください。
ぜひこれからの人生を送る中で頼もしいパートナーができたと歓迎してください。再婚や、子供がいる女性は母性的で
男性を受け入れる間口が広い」ので、今の男性たちにとって「癒される」存在なのです。

こういう仕事をしていると養子取の相談もよくあります。
地方に行けばいくほど長男長女しかいないお宅も多いのですが、
こうした場合本当に結婚が難しくなります。
いまどき「養子」を望むと娘さんは一生独身ということもあります。
まず相手がいたら、盛大に結婚式を挙げ、「事実婚」で済ませるという選択肢もあります。
子供ができたら、双方の性を継いでもらう、お墓を守ってもらうというあとから形式を
整える方法を考えてみてください。

どうでしょう、パラサイトシングルという言葉を聞いたことがありますでしょうか。
これも結婚できない一つの原因なのですが、今の経済状況の中でなかなか給料も上がらない、
給料安いけど自宅にいれば家賃もいらないし、親が掃除洗濯食事の世話から
何でもやってくれる。
だから別に嫁さんいなくても平気だよという男性陣が増えています。
親御さんにしてみてもいくつになっても自分の子はかわいい。
しかし必ず親御さんの方が先にいらっしゃらなくなるのです。

どうか両親様が先に子供離れをしてください。
子供の幸せよりご自分の幸せな老後を設計いたしましょう。
「私たちの、老後はこういう設計なの」。あなたはそれまでに出て行ってくれる?と
期限を切ったらあわてて娘さんが結婚したという例があります。
娘さんや息子さんに囲まれた幸せもいいのですが、もしお子さんを結婚させたいのなら
お子さんを独立させることを考えてください。
どうか親御さん二人の幸せな人生設計を早いうちに立ててください。
そうして両親様の幸せな寄り添う姿を見せると、子供さんに結婚への憧れを抱かせ
「やっぱり一人ではさみしいから結婚しよう」となります。


いま日本の結婚は生き詰まっています。「男が養い、女が子育て」という昭和結婚を
望む限り「永遠の未婚」になってしまう恐れがあります。
いまどきの女性が望む「養ってくれて仕事ができる人」と「優しくて子育てを手伝って
くれる人」は実は矛盾する条件です。その上イケメンで・・・・・。
というのはほとんど夢のような男性です。
「なぜ私は結婚できないのでしょう?」こう聞かれるたびにこう答えます。
「あなたはこの世にいない男性を探しています」と

どうか人生のビジョンをご自分で考えてください。何歳でどうなりたい。
何年後はこうだよね。75歳になったらこうなってたらいいよね。

すべてはご自分のことです。ご自分自身の人生の責任者であれと、わたくし自身心から応援いたします。





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